障がいがあっても社会参加のかたちを多様に~視察報告②広島市NPO法人コミュニティリーダーひゅーるぽん~
住宅街の一角にホッとする素敵な空間が広がる建物、
「NPO法人コミュニティリーダーひゅーるぽん」の障がいがある方が通う、地域活動センター「コミュニティスペースぽんぽん」を視察させていただきました。
私が訪れた時にはアート作品の創作活動を行っていました。ビーズを通すのにはまっているけれど、本当は刺し子が好きだから、とわざわざ見せていただいたり、みんなで飼っている犬を丁寧に描く人がいたり。それぞれに毎回一時間~二時間程度の活動をされています。
以前の就労施設ではモノを投げてガラスを割ることもあったという方もここではそんな事は一切なくなったそうです。作品も個性的で素晴らしく、「利用者」さんではなく「アーティスト」さんたちの創作の場を見せていただきました。
またここでは地域の方やアーティストへの貸しギャラリーや、作品を展示・販売するショップもあり、地域に開かれています。
隣接する広島市のこども発達支援センターの「ひゅーるぽん」からは夏休み中の子どもたちの楽しそうな声も聞こえてきました。ここで育った子どもが夢だったという「ひゅーるぽん」の先生となって、熱心に子どもたちと関わっている様子を見ると、頑張って続けてこられた先生たちの想いが実を結んでいるように感じます。
どんな状態にあっても一人ひとりの尊厳が守られ、かけがえのない存在として地域の中で生きていける社会をのぞみます。